小説を書くには誰かに学んだほうがいいのか?

 ちょっとブログが派手になった、と思いませんか? アフィリエイトをはじめたからです。まあ、でも、これくらいだったら、あまり気にならないでしょ? 

 ということで、今回の話題です。

 小説を書くには誰かに学んだほうがいいのか?

 クリエイターの皆さんのご意見はどうでしょうか?

 

我らが隣人の犯罪 (文春文庫)

我らが隣人の犯罪 (文春文庫)

 

(これは今読んでも新鮮です。若かりし頃のデビュー作で、短編ですから、地味な印象ですけど、もう宮部節が炸裂している。)

 

 直木賞作家の宮部みゆきさんが小説教室にデビュー前に通っていたことは有名ですね。以前は事務のお仕事をされた普通のOLさんでしたけれど、本は読むのは好きでも、まさか自分で小説を書こうだなんて、最初は思いもされなかったようです。きっかけは友人の勧め。いっしょに学校に入ったんですね。友人のほうが当時は小説は上手かったようです。とにかく書き方がわからないので、いっしょに創作の講座に通って、それで応募したら、「我らが隣人の犯罪」でオール読物小説推理新人賞を受賞されたんですね。

 ほかでも、芥川賞を受賞した『コンビニ人間』(2016)で、爆発的にブレイクした村田沙耶香さん。実は小説教室に通っていたんですね。横浜文学学校というところに行っていた。調べてみると、ほかにもけっこう出てくる。途中で行かなくなった、とかいう人もいるけども。

コンビニ人間

コンビニ人間

 

(第155回芥川賞受賞作。賛否両論あるみたいですが、現代社会を切り取った傑作だと思います。本人はここまで売れると思っていなかったのじゃないか…。でも、編集者はわかっていた感じがする。)

 

 村上龍さんなんかは、最初作家ではなく絵描きになろうと思い、武蔵野美大に通っていて、そもそもピカソマチスが絵を描くために人に習ったりしたとか聞いたことがないし、考えたこともない、といってますけど、実はマチスだって、美術学校に通ってたわけでね。それにしちゃ、下手だけど。ギュスターブ・モローに習ってましたね。やっぱり、下手だ、とさんざんいわれたらしいですが笑

 有名な話だと、エゴン・シーレアドルフ・ヒトラー。シーレはウィーン工芸学校の試験に受かったんだけれども、ヒトラーは落ちた。翌年も落ちている。ヒトラーがもし画家になっていたら、その後の世界はもっと違ったものになっていたかもしれませんね。

 なんで、こんなことを書いているかというと、今企業ってできるのかな、と漠然とした思いで、ぼくは経営の勉強をしているんですが、いわゆる「1万時間の法則」というのを習ったんですよ。知っている人、多いと思いますが。たとえばビートルズがなぜ成功したのか? それまでに1万時間の練習をしたからだ、という。これはすべての成功者が語り継いでいるもので、そこまでいわれると、無碍にはできない。

 じゃあ、たとえば僭越ながら、ぼくの場合はどうか?

 小説家になるために、1万時間は費やした、と思います。でも、本は出せたけれども、プロにはなれなかった涙 つまり、それで飯は食えなかった、というオチです。なぜだ? やっぱり才能なのか、と思うわけですけども、今の講師の方がおっしゃるには、努力の方法論が間違っていた、らしいです笑 なんだよ、それ…。

 だったら、早く教えてほしかった。でも、もう過去は取り戻せない。

 もし、本当に小説に限らずですが、その道のプロになりたいと思うのならば、一点集中突破、をまず目指すべきです。話がそれてしまうので、この話はまた別の機会に譲りますが、あれこれ目移りするのが、なによりよくない。そして本を読んでいれば作家になれるというものではない。ひたすら書きつづけていれば作家になれるというものでもない。

 大事なのは、二つ。ここ、重要です。テストに出ます。

 1 需要があること。

 2 自分の潜在的才能を引っ張り出すものなのか、ということ。

 この二つを徹底的に「1万時間」のうちに費やさなければ、プロにはなれない。もちろん天才的な人というのは、必ずいて、そんなこと関係なくさっさとエリート街道を進んでいくものですが、凡庸な人間はそのゴールデンルートを辿るしか方法論はなく、実はビートルズだって、デビュー前の初期の楽曲を聞くとわかるんですが、これ、びっくりするんですよ。

 これがのちのビートルズになるかもなんて、きっと誰も予想はできないと思う。そこには敏腕マネージャーのブライアン・エプスタインがいたわけです。誰かに教わってみる、というのは、ひとつの手だと思います。彼らは忠実に「模倣」→「オリジナリティ」の軌跡をたどっています。

 ジョン・レノンポール・マッカートニーは確かに頭がおかしい人だと思いますが笑、方法論はやはり正攻法です。

ザ・ビートルズ・アンソロジー DVD BOX 通常盤

ザ・ビートルズ・アンソロジー DVD BOX 通常盤

 

(前も紹介しましたけれど、ビートルズを聞くなら、アンソロジーです。間違っても、ベスト盤なんて買っちゃだめです。パッケージ化された結果だけを安易に求めても、彼らがなぜ凄いのか、その本質がわからないからです。実際ぼくがそうでした。ことごとくオーディションに落ちていたアマチュア時代から、世界的スーパースターへと駆け上っていく彼らの軌跡が、ここには凝縮されています。このDVDはとにかく貴重です。現在における最高水準のビートルズの資料だと思っています。)

 

 さらに、経営、創作も同じだと思いますが、最短ルールというものがありまして、ぶっちゃけますが。

 インプット→アウトプット→フィードバック

 この三つを反復することです。

 とにかく陥りやすいのは、ひとりでコツコツなにかを努力をしていても、それが「自己満足」に陥ってしまう可能性が非常に高いことです。これ、普通の仕事でも本当に多いんですね。自分はやっているつもりでいる。

 今なにか創作活動をしている方たちには、ぼくのようにならないためにも、誰かのフィードバックをもらう、というポジションを持つ場所を、是非とも獲得してほしいな、と思います。友達や家族じゃダメです。ネットでもダメですね。ビジネスと同じで、少なくとも自分より結果を出している人からのフィードバックでなければ、それは意味がない。

 音楽やっている人は速攻で判断できると思いますけど、結局創作というのは、パターン及び編集なんです。ビジネスも同じなんだな、と思いました。

 コミュニティーに入れば、同じ道に向かっている仲間もいます。

 老婆心だ、と軽く受け流してもらっても、構いませんけどね。でも、今ぼくがすごく感じているのは、とにかく「成果」というのは、知識や努力ではなく、経験値、だということです。